BTCは米株の反発に連れ高 物価指標では懸念も残る
27日のビットコイン(BTC)対円は堅調に推移するも、30,000ドル水準(≒402万円)の回復には失敗した。東京時間のこの日の相場は、前日の荒い値動きが一旦は落ち着き、29,000ドル水準となる388万円を挟み込み揉み合いに終始した。一方、米時間に入ると米株の上昇に連れてBTCも上昇。この日発表された米経済指標は、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて懸念を残す内容となったが、前日のメタの好決算を受けてITと通信技術セクター中心に買いが入り、株価指数を押し上げた。ただ、BTCは30,000ドル水準に肉薄すると失速し、終値にかけて上げ幅をやや縮小した。


米株の強い反発に連れ高となったBTCだが、昨日は第一・四半期の米国内総生産(GDP)成長率が1.1%と前期の2.6%から鈍化した一方、コア個人消費支出(PCE)価格指数や実質個人支出が前四半期から加速した他、新規失業保険申請件数も前週から減少し、米国債利回りは急伸した。このところ、米景気減速のサインが散見される一方、物価指標からは顕著な改善を確認できず、5月の利上げが本当に最後となるか市場では警戒感が燻っている。今夜は3月の米PCE価格指数の発表を控えており、引き続き米国債利回りの上昇には注意したい。アルトコインも昨日は概ね確り推移したが、PCEの結果次第ではやはりBTCの30,000ドル乗せは難しいか。










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