BTCは安全資産の上昇に追随 次の上値目途は?
25日のビットコイン(BTC)対円は反発。昨日の東京時間は小動きで始まり米時間序盤まで360万円台後半での揉み合いに終始した。一方、米時間中盤からのBTC相場は一転して上値を追う展開を演じ、週明けにレジスタンスとなった28,000ドル水準(≒374.3万円)を回復。この日は米ファースト・リパブリック・バンクが、第一・四半期に預金が40%ほど引き出された他、500億ドル〜1000億ドル相当の資産処分を計画していると発表し、市場は株安、米債券高(金利低下)、円高、金高とリスク回避で反応。こうした流れのなかでBTCも買われ、反発した格好となった。


安全資産と連動したBTC相場の上昇は心強い一方、薄商いは続いており今一つ勢いに欠ける。3月は米連邦準備制度理事会(FRB)による緊急レンディングファシリティの設置や、市場の利上げ観測が急速に後退したことがBTC相場の後押しとなったが、市場は依然として5月の利上げを確実視している。金利動向に関して追加で手掛かりを掴めれば幸いだが、やはり金曜の個人消費支出(PCE)や来週のFOMCまで手掛かり難は続くか。BTCは27,000ドル割れを回避したと言えるが、目先の上値目途は2021年安値や25日線、転換線が密集する28,000ドル(≒384.7万円)周辺とレンジ内に限定されると見ている。










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