米上院、ステーブルコイン規制法案「GENIUS法」の審議終結動議を可決
米上院は、ステーブルコイン規制法案「GENIUS法」の審議終結動議(クロージャー)を賛成68、反対30で可決し、6月16日の最終採決に向けて前進させた。法案は、ステーブルコインの100%裏付け資産保持と、時価総額500億ドル超の発行体に対する年次監査義務を規定し、国外発行にも対応する内容。トランプ大統領の側近も支持を表明し、8月までの署名成立を目指す。下院は独自案を進めており、州と連邦の規制権限やTetherなど海外発行体の扱いで調整が必要とされている。