FTXの債権請求ポータルサイトは、8月にユーザーデータに影響を与えたセキュリティインシデントの後、再開されたと発表された。このセキュリティインシデントは、FTXの破産の債権者の請求を管理する代理店であるKroll社を標的としたものである。通常運転への復帰を発表する声明で、FTXはセキュリティインシデント後に顧客のアカウントを凍結することは「予防措置」であったとし、請求プラットフォームに「追加のセキュリティ対策」が導入されたと述べた。
8月に、Krollは「SIMスワッピング」攻撃により、BlockFi、FTX、Genesisの破産請求者の個人情報を含む「特定のファイル」へのアクセスができる状態になっていると明らかにした。このインシデントの後、Krollは影響を受けたユーザーアカウントを凍結したが、FTXのパスワードやKYC情報が侵害されたわけではないと会社は主張している。
FTXの顧客は、9月29日までにKrollに請求の証拠を提出する必要がある。債権者がどれだけの価値を回収するかは未定であるが、FTXの破産事件の判事は最近、その資産のデジタルアセットの清算を開始する計画を承認した。
