米司法省、麻薬密輸のシナロア・カルテルの一派を摘発 ブロックチェーン分析も貢献
米司法省は、シナロア・カルテルの一派であるベルトラン・レイバ組織の指導者ペドロ・インスンサ親子を、麻薬テロと薬物密輸の容疑で起訴した。起訴は数万キログラム規模の薬物密輸に関するものだが、ChainalysisやTRM Labsなどのブロックチェーン分析企業は、カルテルによる暗号資産の利用を追跡し、ステーブルコインを通じて中国のフェンタニル製造業者への支払いなど、麻薬ビジネスとの関連を特定している。米政府はFTO指定を通じて、こうした資産の差し押さえを進めている。